スワンワンダラーⅡ’turbo

山岡死LAWの自由帳的な何か。

子供の頃で思い出した事

どうも、最近はローソンのおにぎり、「悪魔のおにぎり(四川風担々麺味)」がピカイチにお気に入りの山岡死LAWです。バカ美味くないですかあれ?

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レッドデビルズライスボール

 もともと辛いの好きなんですが、これはうまい。ちゃんと花椒が効いてて鼻腔をくすぐります。そう言えば「花椒」って「ホアジャオ」って読むらしいんですが、山岡は残念な大人なので「ホアジャオ」と聞いて即座に「餓狼伝説(初代)」を思い出しました。

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真ん中の赤い人がホアジャイです

 だから何だ、と言われると大いに困るのですが、今日はせっかくなので「だから何だ」と言われるような話をしましょう。

 昨晩不意に思い出したのですが。

 山岡が小学6年生のころ。クラスメートにS君と言う男子がいました。

 ひょうきんで明るく、常にクラスの中心辺りには居るような社交性のある級友だったと記憶しています。

 そんな彼が、ある日突然「今日から俺の事はブンブンって呼んでくれ!」と言い出しました。しかも理由は無く、何となく思いついたからだと言うのです。

 ニックネームなのだから何か由来があるのかと思いきや、全く脈絡もなく思いつきだったの言うのがみんなにウケて、ほどなくしてS君のあだ名はブンブンになりました。

 山岡の小学校は奈良県にありましたがいわゆる関西圏なので、やはり「面白いやつ」である事というのはひとつ大事なステータスでして、運動神経の良さよりも勉強の出来よりも、面白さが尊ばれていたように回顧します。

 S君も常に面白い事を考えているようなやつで、「ブンブン」と言うキャッチーなあだ名は彼の人気を一段押し上げるものでした。そんな状況にS君もご満悦だったのであります。

 ところがある日。

 当時教室の後ろの壁に、生徒たちの習字を貼り出していました。その中で、M君と言う級友の書いた習字が事件となります。

 ある日の給食の時間。いつも通りの時間でした。

 しかし不意に担任の先生が、

「なあ・・・M君の習字、今気付いたんやけど、なんで名前の所『文文』って書いてあるんや?」

 と言いました。

 M君は下の名前を「文昭」(ふみあき)と言うのですが、苗字は普通に書いてあるのに名前の所は「文文」と書き間違えていたのでした。

 M君はどちらかと言えば寡黙なタイプ。真面目な子でした。そんな彼は先生にそう聞かれ、

 「先生、僕自分の名前間違えました

 と言ったのです。

 これにクラス中が大爆笑。死ぬほど笑いました。自分の名前間違うなんて事ある!?いくら小学生とはいえ高学年、生まれてからずっと呼ばれ続けてきた名前を書き間違え、クラスメートはおろか本人も気付かないままそれを貼り出して、しかも数日経っていたと言うのです。

 この日。いや、この瞬間から、M君のあだ名が「ブンブン」に決定しました

 しかし。ここでバツが悪いのはS君です。

 理由もなく何となく考えたあだ名が定着したら面白いだろうと考えたS君。その目論見は成功したかにしばらくは見えましたが、まさかこんなどんでん返しが待っているとは夢にも思わなかったでしょうに。

 当然、同じクラスに同じあだ名の友達がいたら混乱しますから、S君はほどなく本名呼びに戻っていったのでした。

 

 この、読んだところで誰も得しない昔話から、数少ない教訓を導き出すとするならば。

 計算された笑いには巧さが光るが、「天然」には勝てない、と言ったところでしょうか。

 研鑽を積んだにもかかわらず、持って生まれた才能に屈する事も世の中にはあるでしょう。

 でも。それでも。努力の価値自体が貶められる訳では無いと思いますので悲観しすぎないよう心掛けたいものです。

 

 以上、取り留めのないお話でした。