スワンワンダラーⅡ’turbo

山岡死LAWの自由帳的な何か。

まったりとPSSP2018感想文その4

 一昨日の土曜日夜、「キングオブコント2018」がやってましたね。ダラダラっと見てたんですがハナコ優勝おめでとうございます。やっぱ動きで笑いをとれるのは強いですね。番組的にはチョコプラに優勝してほしそうでしたけど、ファイナルステージの2ネタの面白さが1本目>2本目ってなってたのがなぁ。2本目はエンタの神様みたいにテロップ付きでないとセリフの面白さが伝わりきってない印象でした。

 

f:id:yamaoka_shilaw:20180924011634j:plain

 

 とまぁ、お笑いに関しては市井のネット評論家様達にお任せするとしまして、PSSP感想文の続きと参りましょう。

 

13.あすわさん

www.youtube.com

 

・6.557点

・8.9点~2.9点

・全体24位、シングル20位

 

 パフォーマンスというものにおいて正解は無いと思うんですが、あっすーのこの「間違ったことはしない」感はすごいです。うん、正しい。すごく正しさを感じます。

 

 「向日葵サンセット」って選曲がいいですね。派手ではないけど、パフォ向きの良曲です。服装も正しいなぁ。帽子が夏っぽい

 スタートで客側3方向と主催側にお辞儀してるのめっちゃ礼儀正しいですよね。スタートしてから4発お辞儀して始めたのあすわさんだけでしょw

 冒頭、ダウンで矢印踏みながら1周、ホイッスルの音に合わせて投げキッス3発。0:23~0:28の腕を広げて手をぴょこぴょこさせる動きがかわいいです。

 0:47~0:48の胸がグワーッとせりあがってくるところ好きなんですよ。ここの歌詞がね、「あたいがわたしになったの」ってとこで、何て言うのかな、女の子が恋を覚えて女になった?みたいな気持ちの盛り上がりがそのまま振りに落とし込まれていてドンピシャ感めっちゃあるんですよね。僕エモいですか?すいません(苦笑)

 0:50~0:53はこれまでのステップのテンポから一変してドラムの音に合わせた細かさ。ああ、これまた正しい。 その後の手拍子もちゃんと入って0:58~1:01の上下しながら手をくりんくりんさせるのがイイですね。 こっからの本サビもリズムにノレてます。

 んで、1:44~1:47なんですけど、譜面が「下、下、上フリーズ」って流れてくるんですけど、ゆっくり踏みながら回るんですね。どうみてもターンする譜面じゃないのにでもメロディには合ってるという。地味ですがこういうとこ好きです。

 で、1:48~1:51でシメなんですけど、この曲最後がピアノ音だけになってからジャーンって終わるDDRでは独特な終わり方で、ここをどう料理するかがミソだと思います。そしてあっすーは最後まで正しい。ジャンプ、ジャンプ、かがんで大の字。1:51で「うん!」って大きくうなづいてますけど、納得のパフォだったんじゃないでしょうか。

 

 あっすーみたいな、いぶし銀と言いますか、コンスタントに必ず丁寧な上質パフォを作ってくる人が大会にいると本当ありがたいですよね。毎日カレーライスじゃ飽きるじゃない?そうめんサラッと食べたい時もあるよね。 大会参加者が全員フォードフォレストやってみ?僕F大好きやけど絶対にやで?あいつはオンリーワンやから輝けるのだ。他の追随を許さないと言うかそもそも追随されてない、そんな絶対領域に生きているのだ彼は。

 あれっ、なんでフォードの話になってるんだ・・・?と言う訳で軸のぶれなさに定評のあるあすわさんでした。とさ。

 

 

 

14.火雪

www.youtube.com

・7.957点

・9.3点~4.0点

・全体10位、シングル8位

 

 大会当日朝、(カープのレプリカユニ沢山持ってる)火雪君が「誰のユニ着ていこうかな」ってツイートしていて、実際着て来たのが黒田ユニだったのでその時点で僕の中では100点満点中5億万点です。漢字の漢と書いて「おとこ」と読むんですよ。

 1年半ほど前、「なごパコ」って言う不埒な名前の大会を主催させて頂いたんですけど、その頃から比べて随分痩せたなぁと言うか体を仕上げて来たんだなぁと思いました。30歳越えてから痩せるんはほんま大変なんやで。平成生まれ共には分からんやろけどなッ(老害)。

 フルコンボですね。なにはともあれフルコンボですよ。しかし問題はその内容。譜面の難しさではなく、踏み方の難しさがヤバイです。

 今回の火雪君は、得意とするタットやアニメーションを駆使したパフォなんですが、そもそもポッピン自体がDDRとの相性が悪い訳ですよ。

 0:32~0:33の「デケデケデケデケ」のとこホント見てください。バイブレーション入れようとしながら矢印踏んでますから。そっから中腰で移動しながら踏むのも難しいですよこれ。で0:41でスクッと体が起き上がるのが気持ち悪くていいですね。

 圧巻は0:54~1:00。タットからマリオネットみたいに腕プランプランさせてからが全く踏んでいるように見えません。見せないすごさ。からのデケデケのジタバタでもコンボを切らせてません。静と動。でも繋ぐ1:02~1:06、頭上でこしらえたハートがひらひら降ってきて胸元でデケデケと激しく鼓動を打つ。でも繋ぐ。その後もウェーブしようがタットしようが繋ぐんです。

 見逃せないのが1:17。秒数にしてわずか1秒少々なんですがここ。2P側上、上、上と矢印が4分で3連来るんですけど、タットでボックス作りながら片足上げて左足のつま先を中央銀パネルに置いてかかとでパネル踏んでるんですよね。バランスとリズム。いやぁ、すごい技術です。

 1:33~1:36のわきわきした動きが終盤の盛り上がりに一役買ってますね。で1:40のシメのところの譜面が1P側右→1P右2P左同時踏みなんですが、右足で1P右踏んで左足で2P左と踏むんですが、最後はパネルを2枚光らせなきゃいけないから難しいです。動画でよーく見てくださいね。このつま先とかかとの位置。重心のかかり方。かつ上体はヒット打ってますからね。

 これまでの火雪君のPSSPでは、「3」ではペットボトル、「2010」では女装、「2011」ではシャイニーボール、「2014」ではスケベイスお風呂のイスと言う風に、必ず付け加えたエッセンスが独特の味になってたんですが、今回は余計な味付けは無し、熟練のパネル捌きを土台に見事なダンスパフォーマンスを披露してくれました。

 そう言えば感想文書くにあたって、火雪君のツイッター漁ってたんですが、今回の「Ticket to Bombay」作るのに最も影響を受けたのが恋にメリーゴーラウンド - YouTubeらしいんですけどね。

 ・・・うん、まぁ、言わんとせんことは分からんではないけど・・・。なんで可愛さだけは全部置き去りにして影響受けたのかなって思わずにもいれませんでしたとさ。

 

 

 

15.おおとこてつ

www.youtube.com

・4.900点

・8.1点~1.5点

・全体33位、シングル26位

 

 関西若手のホープにしてアム茶大会ではユニットで2度も優勝しているこてつ君ですが。だいぶ緊張していたのかな?本人もツイッターで「やらかしてしかいない」って言ってましたが、やっぱりFAILEDなのがダイレクトに点数に出ちゃっててちょっとかわいそうです。

 多分と言うか憶測ですけど、最初の一礼からし固いですねwでも0:08ではピッと笑顔に切り替わってリズムに乗ってたんでここは良かったです。 0:11~0:16のところも、「ヘイッ」てボイス音でこぶしを突き上げたりするのが元気よくてマル。

 で、ここからイントロっぽいところが終わって譜面がいきなり細かくなります。0:25あたりかな?ちょっとミスしても一気に矢印が来るもんだからすぐ筐体ランプが赤く光っちゃうというw 本人も「しまったー」って顔してますもんね(苦笑)。筐体からブーイングが聞こえてくるとホント焦るんですよね。集中しようと意識すると余計集中できない事ってありません?皆様。

 でもこてつ君は必死に盛り返そうとします。難しい譜面に対しても、前述の青山ひろし君や凡人さんは違って、力感少なく軽やかに踏めるのは彼の魅力であり武器でもあります。 軽やかな足捌きから、0:38の「ピッ!」ってとこで中央2枚パネル踏む動きがかわいくて何回見ても笑顔になっちゃいますw

 0:41から転調して、フリーズアローと細かい譜面がミックスされてますがここらへんで持ち直してきて動きも練習してきたものを出せてる感じがありました。1:06~1:09の頭を手で押さえながらターンして移動するところとか曲調とマッチしてるしアンニュイな感じが出てました。と言うかここ、足下バタバタしてないし腰の高さが一定なのによく踏めてますね・・・。 あと1:15のフリーズアローでのピボットターンが実になめらかです。

 1:21~1:26は振りが一気に大きく元気になってて曲とよく合ってます。そこからは終盤戦。またここからの譜面が難しいですね!同時踏みも来る、左右に振られる・・・でもこてつ君はスマートにシュタシュタ踏みこなします。だからこそ1:44のフリーズアローも動きの流れが止まってアクセントとしてきちんと効いててイイです。

 おそらくこてつ君としては今回のパフォと結果は悔しいものだったのではないでしょうか。終わった後の表情に悔しさがにじみ出ていました。こてつ君あたりの今大会残念ながら下位に沈んでしまった方々は大体しまったーみたいな表情で終えられているのですが、そうなるとやはり最下位に輝いたジョンソンはやっぱり素晴らしい。(そこそこ)やりきってBランクでクリアして最下位だもんな。かっこいいよマジで。

 あっ、いかんいかん。気を抜くとすぐFとかジョンソンの話しちゃうな俺。反省反省。と言う訳で、アム茶での大会などでも見てきて、こてつ君はパフォの企画力は図抜けたものを持ってますし、そういった企画力と持ち備えた踏む技術が上手くリンクしてマッチしたパフォを期待してますし、彼なら出来ると思ってます。頑張ってちょーだい。

 

 

 

16.Zio

www.youtube.com

・7.076点

・9.6点~1.9点

・全体16位、シングル14位

 

 もう10年も前の話なので知らん人も多かろうと思いまして念の為申し上げておきますが、DanceDanceRevolution X」オープニングムービーの人です。すごいよね。ゲームの外の人がゲームの中の人になったんだよ。もうすっごいよね(語彙力)。

 いやもう、小生なんかが語るには恐れ多いくらいダンスの地力が高い人です。天上人ですわ。でもその実態は「けいおん!」の琴吹紬大好きお兄さんだよ。ムギちゃんの事を「あの、おでこにタクアン付けてる女の子ですよね?」って言うとすっごい怒るらしいって昔りりぃさんから聞いたよ。気を付けようね。

 で、そんなZioさんなんですが、個人的に(DDRじゃない動画で恐縮ですが)この動画を見てほしい。→【AB-BOY PARK 2】あきら様 vs Zio【2回戦―4バトル目-1】 - YouTube

 Zioさんのダンスのすごさと嫁への愛の深さ、両方が全部味わえるよ。山岡は昔からニコニコ動画の踊ってみたオタクだったから、あきら様見て最近のキッズはえげつないなぁとか思いつつ動画漁ってたら知ってる人と普通にダンスバトルしててオションションちびっちゃったね(回想)。

 閑話休題、今回のパフォについて。曲が「Dancer in the flare」だー!アッ、アッ、これはヤバイ、踊ってほしかった曲で踊ってくれた嬉しさで心の琴線が16ビート!(←?)

 Zioさんと言えばと言うかならではと言うか、いわゆる「非背面」パフォなんですよね。

 古来よりパフォ大会における「非背面」の是非は問われ続けてきまして歴史を紐解けば。曰く「画面を見ながら踏むのは暗譜の努力を怠ってるのだから減点」であるとか「客側にお尻を向けて踊るのはそもそも失礼ではないのか」とか言われてた時代がかつてあったんですね。今思えばな時代でしたねw

 でもZioさんはそんな悪習を、本物のダンスでねじふせてくれたパイオニアであります。ホントは他にも親父☆連さんとかみかえるさんとかいるんだけどね。それはまた別のお話。

 ともかく、このZioさんのパワーとダイナミズムを見てください。そしてこれらがほぼ即興でこなされていることを考えてみてください。ヤバイでしょう?でもってメチャメチャたのしそうなんですよね。これがまた素晴らしいじゃないですか。

 感想文としてはこれ言っちゃあ絶対ダメなんでしょうけど、ほんと語るよりもう見てくれ!って感じになっちゃいますよね(笑)。そして皆、小生のように語彙力を無くそう!と言う訳で以下語彙力捜索願い中の山岡がお送りします。

 ・ダンスのスタイルいろいろ入ってるぞ!すごい!

 ・シフトキレてる!かっこいい!

 ・最終盤の膝ついてからがすごい!

 ・からの、フリーズかっこいい!

 ・でとどめにドヤ顔でサムズアップ!許される!かっこいい!

 ・でもその後Tシャツフゴフゴしてくる!ちゃんとオチつける!抜け目ない!

 

 こんな感想文で怒られそうw 先に謝っておこうかしら。あっ、そうだ、非背面でもダンサブルなZioさんだけど、譜面覚えて来た背面パフォのZioさんも最高&最高なんで是非見てほしいってことで動画貼っておこう。

PefoFes16 ZIO - YouTube

個人的Zioさん最高傑作だよ。「Till the lonely's gone」、曲が好き過ぎる・・・・。

 

 

 

 と言う訳でして。今回はこの辺で。いずれまたお目に掛かりましょう。

 

 これで16人分感想文書いたのか・・・エッ、まだ折り返し地点にも到達してないだと・・・・・・?(白目を向いて昏倒)