スワンワンダラーⅡ’turbo

山岡死LAWの自由帳的な何か。

なごパフォ5感想文のつづきだよ ~fordforest編~

 

 毎度遅筆でおなじみ、山岡遅漏です。

 

 下ネタですいません、まだブラウザバックしないでください。

 

 

 今回は、前回の感想文の続きと思ってたのですが、ちょっとNo27.チームフリーダムさんをお休みして、次のパフォーマーについての感想文をお送りしたいと思います。それではどうぞ。

 

 

28 fordforest: お米の美味しい炊き方、そしてお米を食べることによるその効果。

 

 これまでのなごパフォシリーズにおいて、見る者の腹筋をこれでもかと痛めつけ、肺呼吸を困難にし、DDRという枠や既成概念を打破し独自の世界を表現し続ける、みんな大好き僕も大好きfordforest君です。

 今回は、(本人曰く)今までと違いガッツリ考えてきたらしいです。曲も「お米の美味しい炊き方、そしてお米を食べることによるその効果。」という、これまたネタ曲で、ロックでありながら歌詞はポンチという、Fに相応しい曲と言えましょう。むしろこの曲をFが選ぶのはもはや必然でありましょうか。

 冒頭、Fのマイクパフォーマンスから始まります。

 「どうもー、初めての方ははじめまして、聞いてる方はこんにちはー。おめーのために何かネタねーかなーと思った方はすいません、田舎からでてきたばっかりなもんでー、どーもー、fordforestだべー。今日は、日本中からお米が大好きな人が沢山来よると聞いてやってきたんですが、そしたらなんだべこれ~!?よく見たらダンスダンスレボリューションっていう大会やな~っていうとるやなってべえがぁ~」

 ・・・枝豆さんの動画を見ながら文字に書き起こしてみようと努力しましたが上記が限界でした。特に最後はヒアリング不能でした。

 どうやらお米に明るい農家が田舎から勘違いしてやってきたというような設定のように思えますが、大会当日現地では全く理解できず、それはもうマイクを返されたりりぃさんも「どういう事・・・」と一言絞り出すのが限界というものでした。

 そして、選曲と設定。お米のダブルでエキスパートだしステルスです。「大丈夫なの?」と心配するりりぃさんを余所に、0:35で謎のオーケーポーズを見せてくれています。何がオーケーなのか誰一人分からないまま曲が始まります。

 床からおもむろにギターを背負い込み、いきなり大絶叫。

 「お前らお米は好きかー!」「そんなに好きならもっとたらふく食いやがれー!」

 と言っているようです。現場では後半全く聞き取れませんでしたがもはや様式美です。

 絶叫で会場のボルテージをトップギアに上げ、全力で得意のエアギターに入ります。譜面は・・・ガン無視です!!

 矢印を踏まないDDRプレイというモノに拒否反応を示された方々。山岡は貴方達を一切否定いたしません。正しい反応だと思います。それでも僕はFのパフォが大好きです。申し訳ございません。心を込めて陳謝いたします。

 1:00や1:06にちょいちょい挟まれている謎のポージングは何なんでしょうか。彼のmixi日記でのセルフ解説によりますと、

「なぜかカンフー風のポーズが頭の中で出来たのでそのままアウトプットです。 」

とあります。 ・・・オメー、今までと違いガッツリ考えてきたんじゃねーのかよ!!と突っ込んでしまいましたが、突っ込んでしまった僕が負けなのは明々白々であります。

 1:02~1:05の田植えは曲に合った動きでこれまでのFからは進化した、と言えましょう。ただ進化してもFはF、矢印無視です。

 1:06~1:09の左右に行ったり来たりしているのが全く理解不能です。これまた彼のmixi日記でのセルフ解説によりますと、

「あれはトラクターとかコンバインとかを表現したかっただけです。 時代とともに変化する農業の姿を表現できたかどうかは不安ですが 」

との事です。  すいません、完全にダウジングする不審者にしか見えませんでした。まさかそんな時代と共に変化する農業の姿なんて社会派な意図が盛り込まれていようとは・・・。人類の叡智を超えた表現と言わざるを得ません。

 1:16~1:21の部分。彼曰く「・一合150cc :エアギターをしながら米びつから計量カップでお米を掬って余計な量をはたき落とすアクションでした。 」

・・・枝豆さんの動画がVHSならばとっくに擦り切れてしまうくらい見返しましたが全くわかりません。エアギターはわかるのですが何処に計量カップからはたき落とすアクションがあったのでしょうか。1:21の腕を左右に振り払うところでしょうか?フォード王国ではこうして計量カップを扱うのかもしれません。だとすれば自身の無知を呪うばかりです。

 それよりもその直前の1:12~1:15のマッスルポージング、何故ここには彼はセルフ解説で全く触れていないのでしょうか?猛烈に唐突で脈絡ありませんでしたよ? 

ただこれもフォード王国では、息を吸えば次に吐くくらい自然な事なのかもしれません。だとすれば自身の無知を呪い、視野見聞を広めるため諸国を流浪の旅に出る所存です。

 1:22~1:26。エアギターからの天空ペケ字拳。

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・・・かと思いきや、歌詞に「次に洗いだが直接米にお水を当てず二本指で」とあり、そこを意識して両腕をクロスして指をピースしながらジャンプしているそうです。

 ・・・細かい!細かいよ!現場のあの空気の中そんな細かいところを読まなければならないとはレベルが高過ぎる・・・!!

 しかもその後1:31では、「その量米の1.2倍」という歌詞に合わせてダブルピースの様に指で1と2を指しています。決して武藤敬司ではありません。

 1:34の「オーッホッホッホッ!」は、歌詞に「二時間ほどサディスティックに」とあるので、おそらくサディスティックという単語から連想し女王様の高慢な笑い声を表現しているのでしょう。現場での自分はココで笑い過ぎて腸捻転起こすかと思いました。 考えてもみてください。1:26の天空ペケ字拳→1:31ダブルピース→オーッホッホッホッ!までわずか8秒間ですよ。完全に脳の処理速度がついて行けてません。

 そして1:37。歌詞では「ジャーの電源ON!」の部分。

「サディスティックの直後なので某デスメタルギャグ漫画からとあるシーンの再現っぽい感じです。 ちなみにエア電子ジャーの電源をONにするこのアクションがクライマックスの準備となってます。」とのセルフ解説。

 動画で何回も、本当に何回も見直しましたがココが一番笑えてなりません。ジャーの電源ONですよ。説明しようがありませんが、グルーブ感に圧倒されてしまいました。 あと、「エア電子ジャー」って単語、山岡の36年の人生で初めて目にしましたし、今後目にする事も無いでしょう。

 1:45あたりのサビ直前の昂揚感がたまりません。Fファンの山岡はもうギアなんてとっくに振り切り全身がうっ血せんばかりです。

 さあいよいよサビです。1:47~1:52。Fもパワー全開なのでサビを歌ってますがもうキーとか関係なくなってますね。ギャラリーからの「食物繊維!」の声もアツい!1:56~1:57の相撲ポーズも「どすこい!どすこい!」の歌詞通りなのですが、この頃にはもう完全にFワールドにみんな脳がヤラれているので現場爆笑でした。2:02の四股もしかりです。

 そこからの間奏パート。2:10のげっ歯類がサトウキビをかじるような動きでまた腹筋が破裂しました。あとセルフ解説で「マルマルモリモリ」からパクったと言ってたのはおそらく2:12のあたりかな?盛り付けすぎて何が何だか分かりませんが。

 2:16~2:18ではついにギター食べてたたき折りました!彼が言いますにはここは「予定通り」らしいです。このテンションで予定を予定通り行えるのは素直に感心します。

 もう見る側も限界なんて通り越してましたが、残酷なことにココからようやく本サビです。しかも2:22のポーズと絶叫で早々に観客をKOしてくれます。 ホント何なんですかこれは。 F語では、「(「米屋のあの子をたぶらかそう」と言う歌詞に対し)たぶらかす感じがわからなかったのであんなポーズに。 」との事でした。  それはこれまでの彼の生き様を全て投影した奇跡のポーズでした。

 2:25以降はクライマックスです。お米に感謝し、一気にお米を食らいます。

 速い!右手のご飯をかき込む動きが速い!完全に曲のBPMと同化しています。パフォとしては右手しか動いていないのにこの表現としてのパワー!!

 最後の「ああん おこめ」の部分。ついに見事お米を完食し、両腕をあげプラトーンのポーズです。感動です。

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感動のポーズからの2:44「おこめおいしい」の笑顔で真のフィニッシュ。満面の笑顔です。会場は焼け野原と化していました。

 大須アーバンを焼土にした暗黒の破壊神、fordforest氏のパフォが終わりました。

 ぺんこさんは「もう一生矢印踏まなくていいよ」と言いました。

 シ~モネ~タ満開氏から解説を求められ、りりぃさんは「無理でしょコレ!」と本気で嫌がりました。

 DDRの大会で主催者2人にこんな事言われる参加者。誰がどう見ても、Fの圧勝でありました。

 

 Fは、今回これで引退してもおかしくないレベルで作ってきたとセルフ解説で言っておりました。「出るたびに「そろそろ引退かな」という考えがよぎって。」とまで自分を追い込んでこのお米パフォを作ってきたのです。

 ここまで自分に厳しく、自分を詰めてパフォを作ってくる参加者がどれほどいるでしょうか。

 基本的にはゲームですので楽しくプレイするのが一番です。追い込みすぎる事による弊害も御座いましょう。しかし妥協を重ね怠慢を呼び、成長すべきところで成長できるのに成長しないという事もまた、ありがちな話だと思うのです。

 究極になったのかならなかったのかという結果論よりも究極を求めるという姿勢の尊さ。そして究極を手にしたものは必ずや究極を求めてきたという事実。

 FのDDRパフォとDDRパフォに対する姿勢は、そういったかけがえのない大切さを我々に教えてくれているのです。

 

 にもかかわらず。・・・にもかかわらずッ・・・!!

 

 Fのパフォはあんなにひどいのですッ!!

 

 これら、全てが。山岡の心を魅了し、捉えて、ガッチリ離さない理由なのです。

 

 DDRパフォのコンペティションとして、彼を優勝だと推挙する事は出来ません。しかし彼のパフォは、優勝よりも価値のある何かだと山岡は信じて止みません。

 こんなFを受け入れスターダムに押し上げたなごパフォと言う風土と、りりぃさんのトレジャーハンティング力に、改めて敬意を表します。

 

 

 ・・・というわけで、Fについてしか書いてませんが、長文になってしまいましたので今回はここまでとさせていただきます。

 Fについてだけで一日記というこの暴挙! ウヒィ!